【スタンダード インタビュー】日本の歴史と文化の街、京都の宿泊に強い需要
The Standard News
20 October 2018
世界で最も愛されている都市の1つ京都には17ものユネスコ世界遺産があります。京都は日本人にとって第二の心の故郷であるとともに、世界の投資家のリストの上位にある都市でもあります。
日本の古都である人口150万人の京都は関西地方に位置します。整然と整備されたこの歴史的な街は、優れた関西国際空港や新幹線とリンク、国際的な企業やハイレベルな大学が数多くあります。京都がなぜ国内外の投資家に強い魅力があり、投資に有利な点が何かを説明します。
政府のデータによると、京都の地価は今年、13%近く上昇しており、日本の平均を上回っています。京都市の中古不動産市場も順調に推移し、昨年12.9%価格上昇しました。
ジャパンハナ不動産のCEO兼共同創設者であるガラス・ウー氏は、京都や関西の不動産に対する海外からの需要の高まりを指摘。2020年の東京オリンピックを含む様々な要因の関連性に強い関心を示す。また大阪万国博覧会とカジノ合法化の動きは、不動産市場の活況化を促すとみている。
ウー氏は京都の歴史的建造物や地区を保護するために、行政側が外観や改築に厳しい制限を課している点を指摘する。その結果、新たな物件の供給不足が京都の不動産価格の下落や借主の空室率を低く抑えることとなっている。 「京都ではモダンなマンションや一戸建て住宅が一般的ですが、伝統的な町家や土地所有権を求める国際的な投資家が増えています。」 ウー氏は語る。
京都の繁栄する観光産業は、ホスピタリティセクターの宿泊施設に対する堅実な需要を生み出し、2017年には1560万人の宿泊客を迎えました。今年6月から、政府はAirbnbを抑制するための新しい法律を可決し、ホテルや認可されたゲストハウスの需要に拍車をかけました。
Glass Wu, CEO of Japan Hana Real Estate
「最近、認可されたゲストハウスや旅館を探す投資家が増える傾向にあります。とりわけ日本の伝統的なスタイルの旅館への関心が特に高いです。」とウー氏は言います。 「ライセンス付きの町家スタイルの物件も人気があります。」